トップページ > 岩田の爆走日記『ちょっと!あのねぇ』
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◆ 企業体質。 平成19年6月29日(金)
偽装牛ミンチのほか、数々の違法行為が明らかになった北海道の食肉製造加工会社「ミートホープ」。 操業停止に至り、全従業員の解雇が通達されたとのことです。 「あともう少しで退職金がもらえるところだったのに」 「私たちの生活は、どうすればいいのか」 「社長の態度も会社の対応も悪い」 彼ら彼女らが、まったく何も知らされていなかったり、違法行為の認識を持たされず、作業に従事していたという立場であるのなら、その心情は理解できます。 また、たとえ分かっていても、経営陣が絶大な権限を持ち、従業員に絶対服従を誓わせる社風のなかで、彼らが正義を通せたかと考えれば、それは無理なことだったでしょう。 記者会見の場ですら、平気で部下に責任をなすりつけ、それを息子に諫められる姿を見ていると、なるほど、このオヤジが諸悪の根元なのだろうと思わせるには十分なキャラではあります。 それを踏まえたうえで、ここから先は、ミートホープ社のことではなく、当社 アイ・エム・ビー株式会社の考え方と姿勢を示したいと思います。 以前にも書きましたが、当社には、正式な改善提案書のほかに、日々の出来事、問題点、疑問点を書き留める「H・H・K(ヒヤリ・ハット・気がかり)報告書」があります。 これを改めてご説明する前に、「ハインリッヒの法則」に触れておきましょう。 |
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換言すれば、1:29:300の比率はともかくとして、大きなトラブルを未然に防ぐためには、たくさんの「ヒヤリ・ハット」を察知し、適切な手を打たなければならないことを、この法則は示しています。 私たちは、「ヒヤリ・ハット」に至るまでの「気がかり」についても見出すように努めています。それでもまだ、行き届かないこともあり、お客様からご注意やご指摘を受け、身を正している次第です。 私が、このような日記を発表していることやその内容は、パート・アルバイトを含め、全社員が知っています。「言っていることや書いていることが、実際とは違う」、もしそうであるのならば、私は彼ら彼女らの前に立つべきではありませんし、不適任と判断されれば、いつでも職を辞する覚悟があります。 会社であれ、組織の指示伝達の基本は、どんな綺麗事を言おうと「上意下達」であることには間違いありません。「意見を出し合い、みんなで話し合って決める」、たとえそうであったとしても、意思決定の判断と責任は、上司、さらには経営者が最終的に負うものです。 しかし、社員が忠誠を誓うのは上司や経営者に対してではありません。自分の仕事に対する責任と信念です。 会社の仕事に限らず、私たちは常に物事の岐路に立ち、何かを選ぶことが求められます。法的な問題は、まったく別にして、その選択によって生じた結果に対する諸般の事情が、善きにしろ悪しきにしろ、個人個人の業として掛かってくるのもまた事実です。 昔の人は言いました。「人の振り見て我が振り直せ」と。 私たちは、改善のためなら何度でも当社のあり方、方向性を見直していきます。 この会社で働くひとり一人の言葉に耳を傾け、現場を確認します。 みなさまからの御指導、御鞭撻もお待ちしております。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 |
◆ 放置か馴れ合いか…。 平成19年6月27日(水)
寅さんなら「それを言っちゃぁおしまいよ」と言うところでしょうか。 今、日本中の耳目を集めている、北海道の食肉製造加工会社「ミートホープ」田中稔社長の無反省の弁、「安い物を求める消費者にも問題がある」「なぜ半額セールができるのか」。 消費者は、安くて良い物を求めるのであって、‘知らぬが仏、へへへ…’というような偽装食品を騙されて安く買いたいのではありません。 ミートホープが行った疑いのある偽装や違法行為は止まるところを知らず、捜査が進むに連れ、次々と発覚しています。 ・牛ミンチに豚肉や鶏肉ばかりか、パンくずまでも混入 ・鳥インフルエンザで価格が暴落した中国産カモ肉を買い叩き、牛ミンチに混入 ・牛ミンチに水や化学調味料を添加 ・豚肉を牛肉に見せるため牛の血液で豚肉を着色 ・馬肉を牛カルビと偽装 ・PL保険の悪用 恐らく、考え得る限りのことを試みたのでしょう。 しかし、化学調味料と出来合の加工食品に慣れきった素人はともかくとして、中間の卸業者や販売者が、誰も偽装に気づかなかったわけではないと思います。それは、この話題の途中まで被害者ヅラしていた加ト吉も、その関連会社である「(株)北海道加ト吉」の元工場長が廃棄予定のコロッケをミートホープに転売していたことが明らかになったことからも伺われます。 偽装に気づいていたのなら共犯ですし、「騙されていた」と言い切るのであれば、「あんたらはプロか」と私は問いたい。あるいは、本当にプロの目を欺くことが出来るほど見事なフェイクだとすれば、この田中社長は、ある種の異能者だと言えます。 田中社長は、昨年4月、北海道庁からの推薦によって、文部科学省から「創意工夫功労者賞」を受けているぐらいですから、創意工夫に対する熱意はあったのでしょう。その能力を正しい方向に向けるということには、そのひととなりだけではなく、ゆるみのない気構えが必要です。 ノーベル賞の創設者、アルフレッド・ノーベル(スウェーデン1833-1896)は、ダイナマイトの発明者としても有名です。彼は、「これほど破壊力のある爆薬があれば、戦争はなくなるだろう」と信じてました。しかし残念ながら、その後の行方はみなさんがご存じの通りです。言うまでもなく、それはノーベルの責任ではありません。多くの用途で、ダイナマイトが大きく社会貢献しているのもまた事実です。 話がそれましたが、テレビや新聞で次々に続報が流れるたびに驚きと憤りを感じる一方で、田中社長が臭わしているように、一般消費者には知り得ない〈業界内の秘め事〉があるのかも知れません。 多くの方も、行政やミートホープの動きに不自然さを感じられたことと思います。 06年2-4月:元役員が偽装牛ミンチの現物を持参して農林水産省北海道農政事務 所を2度訪れるも、門前払い。 06年8月:元社員が北海道庁管轄の苫小牧保健所に告発の電話。 しかし、農水省同様、保健所もこれを放置。 経営面から見ると、06年3月期の売上高は約16億4500万円。田中社長の妻に役員退職金約8000万円、同夫妻と専務を務める田中社長の三男の3人に役員報酬約5300万円を払い、最終的に赤字を計上しています。 ・06年、複数の告発を放置した農水省と北海道庁。 ・06年、高額な退職金や報酬を身内に拠出していたミートホープ。 ・06年、田中稔社長を文科省に推薦していた北海道庁。 報道では、田中社長が「偽装はバレない」と言っていたとのことですが、この一連の絡み合いを見ていると、何となく「偽装がバレることに気づいていた」ように感じられます。 この事件を、ミートホープだけの問題と捉えずに、田中社長の言葉にありました、「この業界の体質」とは何なのかを、この際、明らかにしてもらいたいと思います。 |
◆ 特許取得。 平成19年6月23日(土)
◆ 公営「振り込め詐欺」。 平成19年6月12日(火)
社会保険庁の怠慢による年金問題は、ますます泥沼の様相を呈しています。 不明年金の数は5000万件どころか、まださらに増えることが示唆され、国民の不安は募るばかり。 一時期「オレオレ詐欺」という、特に高齢者を狙ったアクドイ詐欺が、社会問題になりました。その「オレオレ詐欺」の名称が適切ではない、とのことで変更された名称が「振り込め詐欺」。 ナント、社会保険庁が「振り込め詐欺」を牽引していたとは、誠に恐れ入ります。 政治家は政治家で、「基礎年金番号の導入を決定した当時の厚生大臣は菅直人※1」「いや実際にその作業が行われたときの厚生大臣は小泉純一郎だ※2」と言い合いを始めましたが、売り言葉に買い言葉、参院選を睨んだ足の引っ張り合いに庶民はもうウンザリです。 ※1:85代 1996年1月11日~ ※2:86代 1996年11月7日~ また、みなさんもすでにご存じかと思いますが、社保庁と労働組合(自治労)の間にかわされた覚書が露見しました。そこに書かれた約定は、まさに噴飯モノ。 その一例が、「キーボードの操作は、45分の作業をしたら15分休憩。一日平均5000タッチ以内」です。5000タッチといえば、普通の文章でニ千数百文字程度で、A4用紙2枚にも達しません。私が今、昼休みに、ここで書いている それで、ここにきて労働組合は、「残業・休日出勤も容認」だそうです。その残業代、休日出勤手当はどこから出るのでしょうか? 安倍首相も、「一年で突き合わせを終える」なんて言いましたが、今までぬるま湯に浸かっていた職員らにどうやってカツを入れるのかと思いきや、こんな方法もあったんですね。「天網恢々疎にして漏らさず」と言いますが、いやはやインターネットは、まさに‘網’です。 たとえば以下は、トランスコスモス株式会社の求人情報です。 http://townwork.net/h/r/Fh30010s.jsp?lac=01&jmc=00302&rid=04189511&rfn=1&axc=03 [契]年金に関する問合せ対応(1)(2)電話対応 (3)リーダー業務 時給(1)(2)1050~1100円 (3)1300円 国民年金、厚生年金保険に関する電話でのお問合せにお答えするお仕事です。官公庁から委託されるお仕事なので、安心して始められますよ。 (1)「ねんきんダイヤル」の受電対応をして頂きます。年金受給者からの、年金のお受け取りに関する手続き、制度や加入記録に関するお問合せ等に対応。 ☆150名の募集です。 (以下略) 社保庁には、今回の騒動に対応する「ねんきんあんしんダイヤル」と一般的な年金相談に対応する「ねんきんダイヤル」が用意されているそうですが、「ねんきんあんしんダイヤル」のほうは、もうパンク状態。とすると、当然、「ねんきんダイヤル」に回してみることになるでしょう。そこで、電話に出てくださるのは社保庁の職員ではなく、民間企業の契約社員さんだったり…。 それにしても、「ねんきんあんしんダイヤル」だとか「ねんきんダイヤル」だとか、なぜ、かんじんなところになると、こうも「ひらがな」にしたがるのでしょう。おかげでキータッチのわりに、ぶんしょうがさきへすすみません。そろそろ、おわりにしたくなってきました。 ・・・というわけで、最後に「消えた年金」。 赤字だ黒字だと言いながら無駄を繰り返す財政投融資に興じ、グリーンピア事業の大失敗で3700億円以上をぶっ飛ばす…。1985年から2004年までの社保庁長官経験者のうち7人が退官後、天下りで得た収入は9億3000万円。 ご存命の歴代長官方は、みな総出で最後の天下りをし、「ねんきんあんしんダイヤル」とやらの相談電話をお受けになったらいかがでしょう? 消えた年金?とんでもない。「消された年金」がふさわしい。 |
◆ 「バイオ」は魔法の杖にあらず。 平成19年6月5日(火)
【バイオ燃料は万能じゃない=スイスの研究所がブームに警鐘】 http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007060400043 「バイオ燃料は必ずしも環境に優しいわけではない」-。スイスの連邦材料試験研究所(EMPA)の研究チームは5月下旬に公表した報告書で、地球環境問題への対応で期待が高まっているバイオ燃料の安易な利用促進にこう警鐘を鳴らした。 研究チームは、バイオエタノールやバイオディーゼルなどの燃料に関して、原材料となる植物向け農地の開発、原材料から燃料の精製に至る工程などを生態学の見地から検証した。 報告書は、ガソリンやディーゼル燃料と比べバイオ燃料は、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの排出量を3分の1以上削減することができるものの、「農地の開発やトウモロコシ、大豆といった原材料の加工過程は、環境に深刻な影響をもたらす」と分析。農地への過度な肥料の使用や土壌の酸化、農地開拓のための熱帯雨林の伐採を通じた生物多様性の喪失などの影響を考慮すると、「生物学的に優しい燃料とは言えない」との見解を示した。 (時事通信 2007/6/4より引用) 「バイオ…」とつけば、何か魔法の杖のように思われがちですが、最近のバイオエタノール・ブームはどう見てもインチキです。 バイオエタノールの‘先進国’ブラジルでは、原料のサトウキビやトウモロコシを生産するためにアマゾンの熱帯雨林を開墾し、その面積は、年間に東京都の12倍にあたる2万6000平方キロにのぼっています。先日もブラジルの先住民、カヤポ族の長老が、破壊されるアマゾンの現状を訴えるために日本にやってこられました。当事国としては、自国が生き残るための手段であり、他国がそれを偽善的に責めるわけにはいきません。実際、ブラジルで生産されたエタノールは、主としてアメリカや日本に輸出され、外貨を稼ぐための主要な品目になっています。 このように「地球にやさしい」などと呑気なことを言っているのは、裕福な国のエコロジストだけだということです。 日本では“バイオエタノール3%添加”という触れ込みで「バイオガソリン」なるものが登場し、すでに普及がはじまっています。でもこれは、単に「エタノール(C2H5OH)」を3%加えただけというものではありません。オクタン価を上げるために、石油から精製されるガス成分「イソブテン(C4H8)」も4%加えられています。それによって、エタノールとイソブテンが反応し、化学式の上ではC2H5OC4H9となります。石油業界ではこれを「バイオETBE(エチルターシャリブチルエーテル)」と呼んでいます。どうしても、「バイオ」という枕詞をつけないと気が済まないのでしょうね…。 ところで実は、日本の「バイオガソリン」とは、このETBEをフランスから輸入し、ガソリンに混合しているものなのです。 これだけでも如何に、エネルギーの無駄遣いをしているかお分かりいただけるでしょう。 余談ですが、日本では昔、四つ足の動物は食べなかったと言われています。これは仏教の影響だとされていますが、もっと別の深刻な理由がありました。なぜなら動物を飼育してその肉が食べられるまでにはたくさんの飼料が必要だからです。日本が現代のように食べ物に困らなかった時代は過去にありません。 動物を飼育して、その肉を食べるぐらいなら、飼料となる食べ物を人間が食べたほうが遥かに効率が良いのです。具体的には、牛肉1kgを生産するためにトウモロコシで換算すると10kg以上が必要となります。 これと同様に、現在のような生産方式のバイオエタノールが「石油エネルギーの代替になる」「CO2の低減になる」というのは、物事の一面でしかありません。 「CO2」の「C]、つまり炭素の循環を考えれば、さらに明らかです。エタノール生産に使われたサトウキビは、どのような形であれ、最終的には、やはりCO2を発生します。一時期、紙の原料としてCO2の吸収量が多いケナフが注目されたことがあります。しかし、植物は、CO2を「吸収」してセルロース(C6H10O5)nといった繊維質成分に変換しているだけなので、その植物が腐朽していく過程で再びCO2を排出します。一年草のケナフの場合、そのサイクルが樹木よりも何十倍も早く、全体から見ればCO2抑制にも地球温暖化にも特別役立っているわけではありません。 日本では休耕田を利用して穀類を栽培し、バイオエタノールの原料にしようという動きもあります。食糧自給率が4割しかない国にとっては、まったくバカげた話で、環境問題や省エネとは無関係の議論です。言ってみれば、「ガソリンが値上がって1リットル140円になった」と嘆いている一方で、どこぞの湧き水に、1リットル何百円も出して満足感に浸っているようなものです。 ちなみにバイオエタノールは最近になって開発されたものではなく、いわゆる「醸造(用)アルコール」のことです。身近なところでは、清酒やみりんなど飲料や醗酵調味料に広く使われています。ホワイトリカーをはじめ、甲類焼酎はまさにこのバイオエタノールと名をかえた醸造アルコールを水で薄め、香料などを添加してつくられています。 そのうち、「ガソリンに添加するようなものを飲み物にしている…」などと本末転倒したことを言う人も出てくるでしょうね。きっと。 |
◆ 物事の優先順位? 平成19年6月2日(土)
【原料にガンマ線照射の疑い=キッコーマンなど、健康食品を自主回収】 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007060100985 キッコーマンは1日、米国から輸入している健康食品の原料の一部に、日本では食品衛生法で禁止されているガンマ線照射がなされた疑いがあるとして、同原料を基に製造した素材「ソイアクト」と健康食品「いきいき物語」など2種を自主回収すると発表した。 同社はこの素材を卸売会社を含め、国内約40社に販売しており、これを基にした健康食品を販売したファンケル、第一三共ヘルスケア(東京)、資生堂薬品(同)、ノエビア(神戸市)の4社も同日、商品の自主回収を発表した。 キッコーマンは「健康被害の報告はない」としているが、回収対象商品はノエビアの約20万個やキッコーマンの1万1900個などと多く、その他の取扱企業の状況次第では、回収商品がさらに拡大するのは必至だ。 (時事通信2007/6/2より引用) ここでは伏せられていますが、「健康食品の原料の一部」とは大豆イソフラボンを含有した原料のことです。当社では「美創」に大豆イソフラボンを用いていますが、それは国産原料です。もちろん、ガンマ線照射などなされていません。ご安心ください。 何度も繰り返してきましたが、再度、みなさんにお願いです。 ブランド名で商品を信用信頼することはくれぐれもなさいませぬよう。うがった見方をすれば、発表が金曜日だというのも怪しい。株価への影響も考慮されたのではないかとすら、へそ曲がりの私は疑います。 たしかに、一方ではペーパーカンパニーのような会社が、配合成分量を誤魔化したり、ニセの研究所、学者をデッチあげたり、という悪どい商法で消費者を惑わしていますが、大手にはまた別の問題があります。不思議に思われるかも知れませんが、それは商品の品質です。 どうして、大手企業、有名ブランドの製品で「品質の問題」が起こるのでしょうか? なぜなら、企業が利益を得るために、原価の引き下げに必死になっているからです。 会社の規模が大きければ大きいほど、それは厳しく求められます。間接部門がそれぞれ、利益を出さねばならない仕組みになっていますと、製品が社内を通過して行くだけでそれが価格に反映するのです。 工業製品なら、効率化の手法がいくつもありますが、特に農産物や生物に由来するものの場合、原価を下げる方法は限られます。 ・安いものを使用する。 ・安くつくる。 極端に言えば、これだけです。 実例を挙げましょう。 今、脚光を浴びている「アスタキサンチン」。 これは当社の「瞳の友」にも使用しています。サントリーは以前から、アスタキサンチンの研究を精力的に行い、その意味では、大変な功労があったと思います。 ところが、サントリーのアスタキサンチン含有商品は、2002年、自主回収をするという憂き目に遭いました。日本では使用許可されていない酸化防止剤「エトキシキン」が含まれていたからです。これは普通、飼料用に使いますので、そういう目的の非常に安価な原料を用いていたのではないかという疑惑が残ったのです。同じ原料を使用していたDHCも同様に回収騒ぎとなりました。 私たちの主力製品「アガリクス」についてはどうでしょうか。 当社ではアガリクスのほか、数品種のキノコを栽培しています。培地原料については産地の限定からはじまり、各原料の重金属含量、残留農薬などをロットごとに検査します。もちろん規格外のものは使用しません。栽培過程においても薬剤に頼らず、ひたすら手間をかけて栽培場内の清掃をします。収穫されたキノコについても、やはりロットごとに規定の検査を行います。 収穫量は正直なところ、けっして多くはありません。水太りをさせたり、単にキノコの重量を増やすようなことはしないからです。 乾燥アガリクスの段階、つまり「アガリクス製品」をつくる前の、原料の段階で「中国産アガリクス」と「当社アガリクス」の原料価格は、10倍以上の開きがあります。 そのような理由から、多くの企業が安価な中国産に飛びつくのも道理です。それでいながら最終製品の価格は、当社以上ですから、なにをかいわんや。 最後に…。 今、中国産の医薬品や食品、農産物が国際的に問題となっていますが、うえの記事にもありますとおり、けっしてアメリカ産だからといって安心は出来ません。冒頭に記しましたように、ブランドではないというのは国名もまた同じです。現代はもはや、ブランドの有名無名、価格の高低など、これまでの判断基準では物を選べない時代だと言えます。ですから、企業や販売者は、広告宣伝のうまさを競うばかりではなく、お客様が製品に納得し、安心できるだけの情報を発信すべきだと強く思うのです。 |
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