トップページ > 岩田の爆走日記『ちょっと!あのねぇ』
はじめてお越しの方へ
かつて私のことを「戦う農学博士」と評していただいたのは、作家・コラムニストの勝谷誠彦さんです。
もう数年前になりますが、当時、シイタケとマツタケが融合したなどという虚言に全国紙、地方紙はおろかテレビではNHKから民放に至るまでがひっかかりました。また時期を前後して「末期ガンに効く」「100%完治」と謳った本と抱き合わせて健康食品を売るという、いわゆる『バイブル商法』が流行し、やがて摘発を受けたことはみなさんの記憶にはまだ新しいかと思います。
前者においては、すぐに当該キノコの生物学上の矛盾を追及するとともにDNA鑑定においても単なるシイタケであることを証明しました。これをもとにマスコミ各社に警告を発し、ネット上でも公開しました。後者では約40冊のバイブル本を1ページずつ検証し、体験談の捏造、データの偽装を暴き冊子にまとめて希望者に配布しました。その数、実に1万冊。
同じ業界に身を置く立場でそういうことをするのはどうか、という意見もありましたが、外から見れば、私や当社も同じ穴のムジナ、いやもっと言えば他社が違反することに乗じて漁夫の利を得ようとしているとも受けとられかねません。だから、あえてリスクを犯しても是々非々を明らかにすべきだと判断したのです。
おかげで、さんざん嫌がらせを受けるわ、「訴える」という主旨の内容証明書が届くわでずいぶん賑わいました。弊害はあれども私や会社が得をしたようなことはありません。しかし、もちろんそういったインチキやイカサマの被害を第一に受けるのは消費者です。どの業界でもそうですが、業者の違反もあれば、国の理不尽な締め付け、不安を煽るだけ煽るマスコミの姿勢、その他いろいろなことがあります。
問題が起きたとき、あるいはお客様から問い合わせがあったとき、なるべく迅速に私の考えや見解を述べることができたら、という思いがこのような場でこのような駄文を掲載するに至った理由です。またその内容は、研究開発の進捗状況、商品開発秘話、果ては時事問題にまで触れることになるでしょう。文中、過激な文言や身贔屓もありましょうし読者に不快感を与えるかも知れません。
私は業者側の人間であり、けっして公正中立だとは言いません。自社製品にはただならぬ愛着と自信があります。それを最初にお断りしたうえで、今後お付き合いいただければ幸いです。
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