トップページ > 岩田の爆走日記『ちょっと!あのねぇ』
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◆ 健康の習慣性 平成19年1月30日(火)
私自身が飲んでいて思うのですが、健康酢の『悠香』には魅力というか魔力がありますねぇ。行儀が悪いことに、事務所の私の席には『悠香』が足下に置いてあるのです。朝一杯、昼食後に一杯、帰宅前に一杯。 お飲みいただいているお客様からも異口同音に「むしょうに悠香が飲みたくなる~と言うか、何か習慣性のようなものがありますね。なぜでしょう?」という感想をお聞きします。 それはきっと身体が欲しているからです。 「前夜にお酒を飲み過ぎた翌朝の悠香はまた格別!」とはセレブ&ロハスな後藤めぐみさん。 「味も中身の良さもよその健康酢の比やないで、ほんまのはなし。もう2本、買うわ」(薬剤師 辻さん)。 うちの三人娘も悠香が大好きです。 |
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◆ 「あるある」騒動。雑感 平成19年1月29日(月)
『発掘!あるある大事典Ⅱ』での捏造問題がさらに広がりを見せています。 『レタスで快眠』や『味噌汁でダイエット』で登場した大学教授が、「実験結果やコメントを歪曲されていた」と証言し始めました。 それなら、あなた方はなぜそのときに指摘しなかったのですか?学者の良心にかけて、なぜ戦わなかったのですか? 今になって「自分も番組に利用された被害者だ」と言わんばかりの姿勢には大いに疑問を感じます。 くどいようですが、アガリクスのバイブル商法が摘発されたときに新聞各紙は、これと同じ態度を示しました。さんざん「末期ガン完治」などのキャッチコピーが踊るバイブル本の広告を掲載し、たんまりと広告料をせしめた挙げ句、その出版社や健康食品の販売会社が摘発されるやいなや、見事な変身ぶりを見せました。 「知らなかった」のではありません。儲けるだけ儲けておいて、問題が起これば「善意の第三者」、ひいては「まんまと利用された被害者」という外面を晒しているに過ぎません。 『あるある』にレギュラー出演していたタレントさんも、おそらく、とっくの昔から番組内容のおかしさに気づいていたはずです。つぎつぎに紹介されるダイエット法にそれほど絶大な効果があるなら、もっとお痩せになっていいんじゃない?という方もいらっしゃったではありませんか。 健康番組における捏造などは直接的に身体に関わることでもあり、まったく許し難いことです。ただし今この時を先途とばかりに「科学的ではないものはすべて排除すべし」という血気盛んな科学者やジャーナリストらにも私はイヤな感じがしています。 私は、オバケや宇宙人の話も大好きです。まったく信用もしていないのに、雑誌の占いのページを読んでホーッと思ったりしています。つぎの瞬間には何が書いてあったか忘れていてもね。どうでもいいもの、ハンパものの存在が許されてこそ健在な社会なのであって、それらを無くせということにどれほどの正義があるのか疑問です。むしろそんな世の中はとても住みにくいような気がするのですけど。 書店では『あるある』関連本が撤去され、それに代わって『また「あるある」に騙された』などという本が並んでいます。 私は読んでいませんが、‘あるあるに騙された’という人は、今度はその本こそが正しいと信じるのでしょうか?まあ騙された人が読むとは限りませんし、それほど単純ではありませんね。しかし、しばらくこの手の本が賑わうでしょう。『食品の裏側』が売れたあとには似たような『食品の…』というゾロが続いたように。 私たちの業界自体が、いつもブームと風評被害の繰り返しなので、ついついヒネた見方をしてしまうのですが、なんにせよ今の時代、メディア・リテラシーが大変重要になってきたように感じられます。 |
◆ 後始末 平成19年1月25日(木)
最近、同業他社から「これまで中国産のアガリクスを使用していたが、国産に切り替えたい」「一般に販売されているいろいろなアガリクスを分析したが、アイ・エム・ビーのものが一番安全だと思った。原料として出荷可能か」などの問い合わせが増えてきました。 ときどき厚生労働省や独立行政法人の国民生活センターが、市販商品の抜き取り検査を実施しますが、私はいつもうちの製品を抜き打ち検査で調べてくれたら良い宣伝になるのに…と思っています。 |
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2004年の夏、ある一部上場企業の社長さんが来社されました。 「実は面白いものがあるんですよ。いえね、私も数ページ分のコピーをもらっただけなんで全部は読んでいないんですけど」と社長さん。 もう読めないところもあるくらいにコピーされたその紙を見て、私は驚きました。 「何でしたら、これの新しいものを差し上げましょうか?」。 「えっ!実物をお持ちなんですか?」。 「これ、私が書いた冊子のコピーです」。 |
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ふと、そんな出来事を思い出し、私が書いたその冊子をめくってみました。 これは、4~5年前「バイブル商法」が真っ盛りのときに危機感を持った私が、問題の書籍とともにそれに関連した同業他社の製品について考察したものです。 さすが、さんざんイヤガラセを受けるわ、内容証明書が届くわと反響を呼んだだけのことはあります。語弊のある言い方ですが、なかなか面白い! 冊子に載っている問題のバイブル本は絶版になっていますし、製品の販売会社も社名や住所を変えるなどしているところも多いので、今となっては何の価値もありません。 ただ、こんな小さな貧乏会社の私が、会社を不利な立場に立たせ、家族を危険な目に遭わせながらも多勢を相手に孤軍奮闘した証ではあります。 そういった悲愴なバックグラウンドとは別に、冊子の内容は寝転びながら読めるものです。専門的な言葉もほとんど出てきません。あくまで、いかにこれらのインチキ本を笑って読み解くかに徹しているあたり、私のイヤらしさがあらわれています。 ブログにお付き合いいただいているかた限定のお知らせです。 この冊子をご希望の方は、メール、電話、FAXなどでご連絡ください。あと20冊ほど残っていますので無料で差し上げます。 |
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◆ 食品の安全性 (2) 平成19年1月23日(火)
不二家から始まって、ここ最近のニュースで報道された食品関連事件は以下のようなものです。 ・ネットのバナー広告でもよく宣伝されているダイエットクッキーが調理不良で回収された。 ・東京ディズニーランドで期限切れのチーズが使用されたことが発覚した。 ・ローソンの弁当に期限切れの醤油が添付されていた。 ・生八つ橋の「おたべ」が製造した菓子に期限切れのチョコレートが使用されていた。 ・群馬県の仕出し食品会社が幼稚園に期限切れの菓子を納入した。 ・茨城県のファミレスで期限切れのドリアを出していた。 ・JR東日本フードビジネスが運営するハンバーガーショップで期限切れのトンカツソースが使われた。 …と、まあ続々出てきました。偶然、この時期に問題が集中したわけではないでしょう。不二家問題に触発され自主的に点検してみると実はこうだった、消費者の注意が高まっていて発覚した、今は食品の安全問題が注目されているのでついでにこれも記事にしようというマスコミの思惑…、そんなところだと思います。 昨日も書きましたように、国民の関心度というのは、かなりの部分でマスコミの恣意によって左右されています。たとえば先日、疑問を呈した高麗人参の問題でも、「品質にばらつきがあった」、という書き方と「禁止農薬が検出された」では読者の受け止め方がまったく異なります。 また国民の関心が薄れてくると、重要な問題でも軽く扱われるか、あるいはまったく報道されなくなることもあります。 私は、自社できのこ生産を行っていることが理由である以上に、中国産のシイタケなどはすすんで食べようとは思いません。ときどき新聞やテレビで「中国産の野菜から基準値を超える農薬が検出された」と報じられます。ではそういう報道がないときはどうなのか、と言えば、これはもう日常的に問題が起きているのです。先月(平成18年12月)に違反が判明した例を以下に示しました。 |
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検出された薬剤はいずれも、シイタケやキクラゲに使用すること自体が認められていません。農薬の危険性や安全性についてはいろいろな考え方がありますし、他の危険要因のほうが重大だという面もたしかにあります。 しかし、たとえそうであるにしてもこれらの違反事例のうち、どれだけが報道機関を通じて国民に知らされたことでしょう。上表では中国産のきのこ類に限っていますが、輸入食品全般に広げると、12月の1ヵ月間だけで世界各国から輸入される約160品目において違反が見つかっています。 参考:http://www.mhlw.go.jp/topics/yunyu/1-4/0610.html 冒頭に記しました不二家や事例に関しては当然の事ながら、企業の姿勢として間違っていますし、根本的な善処が必要です。しかし、私のように食品業界に身を置いている立場からは、政府や報道機関の取り上げ方の大小が、けっして物事を論じる優先順位になっているのではないと感じます。 |
◆ マスコミの罪 平成19年1月22日(月)
「あるある大事典Ⅱ」で取り上げられた納豆ダイエットのデータが捏造だったことが発露しました。 あの番組の内容そのものが眉唾モノですので、私は1月7日の放送も見ていませんが、昨日(21日)の謝罪放送を見て驚きました。データのほとんどすべてが捏造! たまたま私は、このコラムで納豆のことを書いていました(17日)。その末文には『勝手に評価を上げ下げされる物が可愛そうです。』と結んでいます。今、まさに納豆がその立場にありますが、もともとこんなバカ騒ぎがなくとも、納豆の愛好者はたくさんいますし、私などは‘これでやっと普通に納豆が買える’と安堵した程度です。 むしろ私が心配なのは、手のひらを返したマスコミの対応です。 たとえは悪いのですが、子犬を可愛い可愛いと持ち上げておきながら、池に落としたあとは溺れるまで叩く、そんな一面がマスコミにはあるからです。また食品に機能性があることを認めたくない一部の人たちも、このときぞとばかりに気勢を上げることでしょう。 余談ですが、うがい薬を否定する勢いに乗って「手洗いやうがいでは風邪を防ぐことは出来ない」と力説する医師がいます。昨年、猛威をふるった溶連菌やノロウイルスの感染予防には何より手洗い、うがいが重要なことは論を待ちません。 どこの誰が、風邪予防のためには手洗いうがいはしない、ノロウイルス感染予防のためにはする、と区別するのでしょうか。一般人はいろいろな症状を単に風邪と総称しているだけです。手洗いうがいをすることの利益より弊害のほうが少ないのであれば、遮二無二、高いところからしょうもない自説を展開してもらっても無意味です。 常識を否定するようなこと、人が驚くようなことを言えば、一定の比率で支持者は現れるでしょう。しかしこれは、結局、「あるある大事典Ⅱ」の捏造と五十歩百歩です。方向性は違うけれど、ウケを狙っている性根は同じです。常識を疑ってかかるのは、物事の真偽を見極めるために必要な手段であって、それ自体が目的ではありません。 今回の捏造事件によって、一方的にマスコミから垂れ流される溢れんばかりの情報のなかから、真偽を見極めることが如何に難しくかつ重要かを再認識させられました。 幸いにしてここ十年の間に、インターネットという新しいメディアが台頭してきました。もちろん、ここにも玉石混淆の情報が溢れています。しかし自分自身が能動的に情報を得ようとすることが出来る点、そして得た情報に対する判断責任は自分にあるという点において、既存の談合マスコミとは一線を画しています。 私もいろいろな情報を発信していきます。どうぞみなさんの心眼で内容をご判断ください。 |
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