九州北部豪雨からちょうど１年。

平成２９年７月５日、福岡県･大分県を中心に発生した｢平成２９年７月九州北部豪雨｣から１年が経ちます。
あの日は、今までに体験したことのない猛烈な雷雨が続きました。
私の住む東峰村への道路すべてに被害が出たため、自宅に戻ることができたのはおよそ一週間後でした。
あたり一面土色の世界。
道の両脇には流木が積み上げられ、濁流にのまれた家や車が重なり合い、何もかも変わり果てた無残な光景。
あれから１年。
道などは整備され、生活をする範囲では、復旧が進んでいるように見えます。
しかし一方では、まだ多くの方が仮設住宅での生活を余儀なくされています。
地形は変わり、地肌が剥き出しになって今にも崩れ落ちそうな周囲の山々とそれに立ち向かう人の姿。
太古より繰り返し天変地異に見舞われ、種族存亡の危機に遭いながらも決して諦めることなく尊い命を代々繋いでくれた祖先に思いを馳せ、私たちも、たくましく生きる決意を深めるばかりです。