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新春を寿ぎ 謹んで新年のお慶びを申し上げます
令和六年の年頭にあたり、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
昨年は暑い夏が過ぎたかと思うと秋の姿がちらっと見えただけで、すぐに冬が到来しました。新型コロナウイルス感染症の位置づけが5類に移行して初めての冬です。
行動制限のない新春を迎え、みなさまにおかれましては益々ご清栄のことと慶賀至極に存じます。
今年の十干は甲、十二支は辰ですから、干支は「甲辰(きのえたつ)」ということになります。
前回の甲辰年、すなわち60年前は、また前々回の120年前は、どのような時代であったのかを振り返り、当時の我が国における人口と平均寿命を記すと次のとおりです。
昭和三十九年(1964年) 人口 9,718万人 平均寿命 男67.67歳 女72.87歳
〔主な出来事:東海道新幹線が開業、東京オリンピック開催〕
明治三十七年(1904年) 人口4,613万人 平均寿命 男女ともおよそ44歳
〔主な出来事:日露戦争開戦〕
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しかして、「厚生労働省 令和4年簡易生命表」によれば、現在の人口は1億2,330万人、平均寿命は男81.05歳、女87.09歳です。 p>
明治から昭和の60年、昭和から令和の60年、いずれもわずか60年の間にこれまでの人類の歴史とは比較にならないほど長足の変化を遂げています。 p>
私たちが気づかないうちにも確実にときは刻まれ、世の中は足早に移り変わって行きます。
令和六年の初日の出は、みなさまにはどのようにお見えでしょうか。
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黄金を背景に意気揚々と昇る太陽はこの世のものとは思えない美しさがありますが、淡い灰白色のなか前後に白銀をまとった壮年の光芒も、これから来るべき時代への訓辞を私たちに与えてくれているようで頼もしく、また有り難いものです。
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まずは年が明けたことを感謝しつつも、本当に新年が佳き年になるかどうかは私たちの志によるものです。歳月が流れるのは自然(じねん)であり、それをいかなる歳月にするかは生きる者の意志です。
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ただ生きるのか、よく生きるのかはそこで決まる、そう心がけて社員一同、平成7年の創業以来、精魂を込めて商品づくりに、サービス向上にと力を尽くしてきました。
その間、西暦は20世紀から21世紀へ、元号は平成から令和へ移りましたが、変わらぬ意志がここにあると自信を持って言えるか、日々、自問自答しています。
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日本にとって、かつて経験したことのないほどの少子高齢化や医療の高度化により医療費の膨張は続き、2022年度は過去最高を更新し46兆円となりました。超高齢社会を迎える2025年度には約60兆円に達すると予想されています。
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この状況を打開する意味からもWHO(世界保健機関)が定義する「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不良は自分で手当てする」というセルフメディケーションの意識は、否が応でも高まることとなりましょう。
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私たちアイ・エム・ビーの役割は、単に人が長生きすれば良いというものではなく、「健康寿命」をいかに伸ばすかにあると考えています。働き盛りの方には健康を維持しながら将来を見据えていただき、ご高齢者には老いてもなおハツラツと「歳を重ねるのも悪くない」と思える社会の実現です。
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「七年(しちねん)の病(やまい)に三年の艾(もぐさ)を求む」という故事があります。
七年間の長患いの病人に、乾燥にこれから三年もかかるもぐさを求め、灸をすえて病を治そうとする意味です。日頃から準備をしておかないと、急に求めようとしても得られないことのたとえ話です。
健康づくりとはまさにそのとおりです。
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令和六年、今年も当社はみなさまの健康づくりに、夢・希望の実現に、私たち一人一人が光を導く礎となりますよう一層の努力を致します。
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みなさまのご健康とご多幸を衷心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
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福岡県朝倉地方から拝する日の出
令和六年 元旦
アイ・エム・ビー株式会社
代表取締役社長 岩田眞人