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創業25周年のごあいさつ
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
さて、このたび弊社アイ・エム・ビー株式会社は2020年8月1日、創業25周年という大きな節目を迎えることができました。
これもひとえにお客様からのご愛顧ならびにご支援を賜りました関係者みなさまのお陰にほかならず、心より感謝を申し上げます。
産声を上げた1995年。 バブル経済崩壊後の我が国は、大企業の倒産や金融機関の破綻が相次ぎ、阪神淡路大震災という未曾有の災害が発生しました。他方、現代では欠くことのできないインターネットの商用利用が可能となった年でもあり、世界的なECサイト、検索サイトが勃興し、いわゆるIT革命(Information Technology Revolution:情報技術革命)の黎明期でもありました。
半ば当然のようにIT関連企業がつぎつぎと立ち上がり、華やかな業界がメディアで映し出されているなか、弊社アイ・エム・ビー株式会社はその陰に隠れた“土”になる道を選びました。人手と繊細な栽培技術が必要で、かつ人々に健康と幸福感をもたらすきのこを作ろうという事業の出発です。
そう言えば多少なりとも聞こえはよいのですが、農水産物の輸入量はますます増え、きのこ業界においては、大企業による自動化された栽培工程のもと、大規模生産、そして低価格化競争に突入していた時代です。それを背景に私たちは、無謀にもあまりにも深い泥炭の道へと足を踏み入れました。
場所は、国内最大級の環濠集落が発見された国の史跡、平塚川添遺跡(弥生時代中期から古墳時代初頭〈紀元前1世紀から西暦4世紀ごろ〉)を囲んだ平塚工業団地入口の前、すなわち「門前」です。
1240坪と、製造販売会社としてはけっして広くはない敷地です。
おいしくて食卓を彩るめずらしい食用きのこを栽培する一方、小さな研究所では難攻不落のマツタケの人工栽培に挑み、また、今日に至るまで主力商品となったアガリクス茸の栽培技術においては、国内のみならず世界5か国で特許を取得。。
そのアガリクス茸からはじまり、古今東西に伝わる健康食品の効果をまざまざと見るや、本当に実感できるサプリメントの製造販売を手がけ、さらに世界的な潮流であるセルフメディケーションに対応すべく医薬品事業部門の専用施設「朝倉健康栄養研究所」を設立しました。
この間には幾多の困難と紆余曲折があり、存亡の危機にさらされたことは数知れず、まるで「青春時代」の歌詞にありますように、道に迷っているばかり。 しかし、道に迷ったと気づけばまずは物事の入口に戻り、原点回帰を心がけてきました。なにしろ弊社は工業団地入口の前、「門前」に建っているのです。増上慢にならず私たちは門前の小僧であることを謙虚に受け止め初心に帰ることができる…。これも何かの啓示でありましょう。
創業から25年。人に置き換えればまだまだ若く血気盛んな年齢です。これからも全社一丸となり、さらなる飛躍を心に期して参ります。そして、真にみなさまの健康とご多幸を願い、最高品質を目指して研究開発に取り組み、より良い商品のご提供とサービス向上に鋭意努力していくことをここにお誓い申し上げます。
謹白
2020年8月1日
アイ・エム・ビー株式会社
代表取締役社長 岩田眞人